#15 Paiper CUB J-3

お馴染みのパイパーカブJ-3です。
ベースキットはOK模型の「クイックビルトシリーズPaiper CUB J-3 」という20クラスの40年くらい前に販売されていたlバルサキットから制作しました。
この時代は良いバルサキットが豊富にありましたね。
さてさて、カブは元々安定性が高い機種なので、スケール感を崩さない程度に色々と実験的に改造を試みてみました。
以前から試してみたかった高揚力装置として、主翼の改造で前縁フラップ(スラット)と後縁のファウラーフラップにチャレンジ、実験を試みてみました。
テストフライトは水上機仕様で敢行しました。


水上機仕様にもコンバートできる様にオリジナル専用フロートをあつらえています。
フロートは2024デザインの煮詰めに煮詰めた最高性能の自作品!
陸上機用のスパッツ&超軽量ホイールは前に紹介した「スコーピオン」と同じ作りです。ホイールサイズは65mm。
安定向上のため尾翼は実績のトリプルフィンです!
翼型は15%半対象。主翼コード225mmに対してファウラーフラップのコードは80mmもあります。
カスタマイズはこれくらい。
スケール感はマンズマンズ!(^^)

全備重量2370g 翼面積28dm2
翼面荷重84.6g/dm2(結構重いです)
エンジンは当初OS FS-26s にプロペラはトップフライトの10x4モクペラを合わせ、頑張って回っている感じです。
主翼ギミック
見よう見まねで「こんな感じか!」ってな感じで専門的な根拠のないメイキングアップです。


可動翼のヒンジ位置をオフセットに工夫することでファウラーフラップは何となくいい感じに展開します。
翼面積を増やしながら、隙間を開けながらグワーっと60°まで下がっていきます。

前縁スラットは前方にスライドして気流を作るスリットが出来るようにしたいところでしたが、作動用のヒンジが上手く作れません。研究の結果、4点リンクのヒンジでないとスライド&回転は再現出来ないことがわかり、素人加工技術では・・・ムリ
というわけで、後縁フラップ同様にオフセットヒンジで取り付けることにしました。

が、スラットの展開具合はイメージとはイマイチ違う動きです。
わずかに隙間を開きながら15mmほど斜め前下方向に張り出します。
結構苦労して作ったギミックだし、初回の実験なので「ま、いっか」と妥協してフライトテストに臨むことにしました。
RC操作はプロポの肩にあるレバーに割り当ててあり、1サーボで機械式ミキシングで前後縁フラップが連動するようリンケージが施してあります。

天窓の中にエルロン用、フラップ/スラット用のサーボがそれぞれ1個。

こちらのリンクは翼根側、主翼中央にマウントしたサーボからT字型ベルクランクを介して、スラットとファウラーフラップが連動するようリンケージがしてあります。

こちらは翼端側、2枚のベルクランクを介してエルロン、スラットにリンケージがしてあります。
ちなみスラットは翼幅全域が可動するため2点リンクとしてあります。

展開状態

収納状態

スラット展開状態

スラット収納状態

ファウラーフラップ展開状態

ファウラーフラップ収納状態
ファーストフライト
まずは前後縁フラップを閉じた状態で初飛行に臨みます。
水面に放した機はグイグイ水を掻き分け加速しながら、なんとかプレーニングに入ります。機が重いのでさらにしっかり充分に加速してから離水。
アンダーパワーながらイイ感じで離水していきます。そのまま緩上昇で高度を確保して、まずは操縦性を確認します。スケールスピードではないものの穏やかな操縦性で、スケール機らしい機影がイーイ感じ! さらに高度を取ってエンジン中スロー、フラップのテストに入ります。
気持ち的にはフィゼラーシュトリヒのような超低速安定飛行を期待していましたが、結果は
大失敗!
フラップを出した途端、機体は安定を失い超フラフラ。水平はおろか操縦不能な状態で急降下(ほとんど落下)。慌ててフラップを閉じ、しばらくしたら安定を取り戻しなんとか着水させることが出来ました。高度があったので助かりましたが、大ショック!冷や汗ダーダーもんでした。
ファウラーフラップは、すでに他の機体にも施してまあまあ期待通りの性能を確認していたので、前縁フラップ(スラット)の形状と作動に問題があるようです。
うーん・・・。
スラットのギミック構造は複雑で改修困難です。
うーん・・・。
結果的には今回のチャレンジは断念し棚上げすることにして、もっと高性能な翼を期待して、スパン1.600mmのファウラーフラップのみ装備の主翼を新造することに決定!
スラットを中止した代わりに主翼前縁半径(前縁の丸み)を大きくすることで迎角ピッチの変化に鈍感になるように製作いたしました。
翼面荷重も少し減り、より安定したフライトが出来るようになり、ファウラーフラップの展開ではググッと速度を落としても失速の兆候も少ない感じです。
さらにフラップ最大角(約60°)では両エルロンが30°ほど跳ね上がる「バタフライミキシング」を掛けてあり、スロットル操作で低速度のまま降下率がコントロール出来る実機のような着陸アプローチが楽しめます。







当初陸上機のフライト環境がなかったため水上機からスタートしましたが、最近になって陸上機のフライト環境ができたので陸上機仕様でもチャレンジしているのであります。
タイヤとスパッツは「#08-2 SCORPION 陸上機仕様」で紹介した方法で製作。一段と「・・っぽく」なった本機であります。
が、
いずれ「スラット大成プロジェクト」と銘打ってリベンジチャレンジを・・・
乞うご期待‼️
なんてな
#17 EDF Glider !

以前からやってみたかった EDF Glider エレクトリック・ダクトファン・グライダーを作ってみました。(以下 DF Glider)


海外のYouTubeで見たDF Gliderは、それは恐ろしいほどのスピードでカッ飛び、まるでジェット機のように空に吸い込まれるような急上昇、超ハイスピードローパス、超キレの良いパフォーマンスなど、私のヒコーキ神経を刺激して誘惑するに充分な映像でした。
縁あって、友人から64φ 11ファンブレードのDFを譲り受けることになりまして、YouTubeの映像が頭の中に甦り思わず顔がニヤけます。(^。^)

EDFユニットは3450KVのモーターを4セルリポでドライブする仕様です。計算値では51.060rpm‼️
ファンブレードのピッチが6インチだとすると、排気流速は467km/h、8掛け計算でも374km/h‼️これはイケるかも‼️ますます顔がニヤけます。
(^^)(^^)
家の机上で回すと恐怖を感じるパワー!電流計では40アンペア以上流れています。2200mAのリポが3分で空になる電費の悪さですが、それに変え難いパフォーマンスを期待するのであります。
DFを搭載する機体を探してhikoukigumo77 格納庫を物色捜索。
ありました‼️ありました‼️
1900mmスパンのシャーレ機「Blade」バリバリのスロープマシンです。カーボン補強されたナイフのようなシャーレ翼が超ハイスピードを支えます。
でも、胴体が細くリポバッテリーを積む場所がどこにもありません。


バッテリーをどこに積もうかと思案するも、状況的に「ムリ」でした。
という訳で、写真の機の胴体はDFフライト仕様に新造したものであります❗️
黄色い胴体がBladeオリジナル 赤い方が今回新造した胴体です。
主翼とV尾翼は「Bladeオリジナル」をマウントします。せっかく新造するので、通常の折ペラ+ブラシレスにもボルトオンで交換できるよう製作しました。


主材は2.5mm 12mmのファルカタ合板、副資材(三角材など)に15mmバルサを割ったものを使用しています。今回はクリアキャノピーも上手く作れました。


クリアキャノピーは自作品!やっと上手く作れるようになりました(^^)
材料はカセットコンロなどでタラタラになるまで加熱した0.3mmの塩ビ板を、型に当てて曲げ伸ばして製作します。

型の材料はスタイロフォーム。ベニヤ型にスタイロフォームのブロックを接着し、いざ整形!
スタイロフォームはサクサク削れてサンドペーパーで意外と簡単に仕上がります。
その上にネルのような柔らかい布を張ります。
「型」には脚を取り付けます。そして「型」に合わせた引板を作ります。引板に塩ビ板をタッピングビスで固定して、ガスコンロでタランタランになるまで丁寧に炙ります。慌てて炙ると塩ビ板は溶けたり穴が空いたり気泡ができたりするので要注意なのです。この段階で、せっかちな私は何枚もの塩ビ板をパーにしてしまうのです。

手に持っているのが「引き板」、その下が「型」、その下が完成品。
十分に加熱してタラタラになった塩ビ板を、引き板と共に一気に「型」に押し付けると
「おー!出来たー!」

ビューティフォー‼️エクセレント‼️
失敗の数だけノウハウが詰まっているのだ!
さてさて、機体には動力用に4セル2200mAのリポ、デジタルサーボ6個を駆動する用に受信機用バッテリー、さらにノーズに180gのバランスウェイトを積んで、締めて2020gのズッシリ重い機体が完成です。

翼面荷重は70g/dm2にもなり、手投げ発航にいささかの不安を感じます。
DFの推力は測っていませんが、もの凄いパワーは感じます。
意を決してやり投げのごとく「ヤーッ」と手投げ。
初速は遅いものの、グングンと加速し高度を上げていきます。自作のセッティングにしてはトリムもほぼピッタリです。
高度が取れたところでインメルマンターンで切り返し一気にダイブ、さらにグイングインと加速をしながら目前を
超〜ハイスピードパス!
「コレコレ!コレなのだ!」めっちゃくちゃ早い!
YouTubeで見た映像そのものです。
どれくらいのスピードが出ているのかスピードガンで測ってみたいものです。体感的に300km/hに達している感じです!^_^
舵もキレッキレ‼️
急上昇も空に吸い込まれるよう矢のように昇って行きます‼️
ヒョーッ‼️と声が出ます。

バタフライ操作で安全なランディングも確保しています。
モーターランは3分 ウルトラマン並みですが、ウルトラ爽快なフライトパフォーマンスが楽しめる
"hikoukigumo77 特製 EDF Glider"
の完成であります。
イェーイ‼️‼️
#08-2 SCORPION 陸上機仕様

#08で登場しました「SCORPION スコーピオン」の続編 陸上機仕様です!

当初、陸上機を飛ばす環境がなかったため水上機でスタートした本機ですが、陸上機の環境が出来たので写真の様に製作してみました。

滑走路面はまだ少々不整地気味なので、YouTubeとかで見られるブッシュプレーンよろしく大径タイヤを履いて 65mmのタイヤに専用スパッツを製作してチャレンジです。
タイヤとスパッツは自作品(自信作)です。
昨今入手できるタイヤはカチカチのプラスチック製で路面の衝撃をモロに受けてしまいます。昔の空気入りタイヤが入手できると良いのですが・・・
100均ショップで児童がプールで遊ぶ用の長さ1メートルくらいのPPスチロール製の丸棒を発見!

外径65ミリで「ちくわ」の様に18ミリ径の穴が開いています。更に丁度良い柔らかさもあって「これはタイヤの素材にイケるかも!」と、購入。
巻き寿司の如く20ミリ巾に切っていくとと100円で50個ものタイヤが作れることになります。かなりニッコリです‼️^_^

次に18ミリの穴に合う様にホイールハブを12ミリのファルカタ(軽量)合板で20ミリ径に切り出します。
そしてホイールリムを2ミリ合板で25ミリ径で切り出しタイヤとホイールハブを両側から挟み込む様にタッピングビスで固定します。
ミシンのこが大活躍です!
車軸直径に合う内径のアルミパイプをホイールのセンターに打ち込み接着することで自作ホイールの完成です。


上の2枚の写真は、後に別の機体用にあつらえた70φのタイタですが、ホイールは同様の作り方です。 別の機体の紹介ははまたそのうちに! こちらです♪スパン2.5Mのカッコいい自作機よん!

ホイール面にパイプを垂直に挿入するため、ボール盤などでで穴開けをすることが必要です。
最後にヤスリでそれらしく面取り、これで超軽量タイヤが完成です。パチパチパチ!^_^

が、決定的な問題点がありました。
色や形にスケール感が無い!チャーミングな機体が興醒めなのです。🥹
100均ショップで売った素材は、ピンク、水色、黄色の3色。およそタイヤの色じゃありません。まあ本来の用途が違うから仕方がありません。
というわけで、スパッツでチャーミングアップを図ることに決定!制作を進めます。
スパッツはヴィンテージ機ですので、流線型よりソラマメの様なぽっちゃりした形を好みます。
作り方は写真の通りです。

白いのは型紙です。材料は12ミリと4ミリのファルカタ合板です。型紙から写し取った合板をミシンのこでカットしていきます。



あとはヤスリ等で美しく整形したら生地完成です。
使用した主な電動工具は、ミシンのこ、ボール盤、ベルトサンダー、ベビーサンダー、オービタルサンダーなど。機械力は製作性を高めてくれます。
仕上げはフィルム張りで行います。丸っこい形状のスパッツはちょっと張るのに難儀しますが、頑張って張り上げます!


かくしてチャーミングに仕上がり、とってもいー感じであります❗️
フロートを車輪に履き替え、軽量になった機体は笑っちゃうくらい非常に良好な飛びをしてくれるのでありました!^_^
めっちゃいいのだ!^_^👍^_^
#13 robbe Eazy

西ドイツ robbe社の15エンジンクラスのモーターグライダー "Eazy" です。


いわゆるモーターグライダー的なゆったりした飛びを予測していましたが、ずっしりと重い機体は手投げ発航後どんどん加速して、物凄いスピードでカッ飛ぶ機体であることが分かりました。まるで強風用のシャーレ翼のスロープグライダーを平地で飛ばしている感覚です。
OS 15LAに7x5プロペラで地上で18000rpm以上回っています。上空では音的に20000rpm以上は軽く回っている感じです。
これは面白い🤣相当に面白い‼️
ところが、やはりこの手の機体はふつーにはいきません。
機体構造は スチロールコア+アベチ張り、2ピース構造の主翼にプラスチック製の胴体、尾翼はバルサ組みのフライングテール方式となっています。


上の写真2枚を比較して、水平尾翼が小さくなっているのがお分かりでしょうか。
尾翼の大きい方がキットのオリジナルで仕上げた状態です。
ファーストフライトで非常にスムーズに高速度に達することが分かり、気をよくして高高度かダイブ降下して更に加速を試みたところ「バババッ」と異音がした途端、エレベータがアップ側に振れてコントロールを失いました。
幸い高度があったので機体の挙動を見ながら、残ったコントロールで難着陸を試みる羽目になりました。(中破)
機体を確認したところ、何とエレベータのプッシュロッドが破断しサーボのギアも飛んでいました。恐らく強烈なフラッターを起こしたものと思います。ラダーサーボのギアも飛んでおり、高速機は頑丈なサーボが必須と、身を持って学ぶことになりました。
オリジナル状態に組み立てていた時、もし高速型の機体だとしたら尾翼のテーパー比が浅く面積も大きすぎると感じていました。低速型の機体であれば、まあこんなもんか?とも思いました。
尾翼は抗力と風見効果で機を安定させるものですが、速度の二乗で効率が上がるため、高速度が前提の設計であればもっと小さな面積でも大丈夫と仮定できます。ただし重心位置が合っていないと低速時の安定が悪くなり、再製作の設定に思案が巡ります。また、テーパー比を強くすることで風乱による固有振動数を分散できると考えます。
シャーレ機やパイロン機など、高速で飛ぶ機を観察すると私の能書きが「まあまあか」と、よしなにご理解いただけると幸いである。
というわけで下の写真の様に再製作しました。
面積はオリジナルの60%(勘計算)程です。
如何でしょうか。(^^)

エルロンも含めサーボ4個を金属ギア+ベアリングタイプに交換して万全を期します。
私のつたない仮定は整合していた様です。
ただでさえ速い本機です、エンジン全開で垂直降下で更にグイグイ加速、恐ろしいスピードで目前をパスしていきます。
ウヒョー‼️チビリそーです‼️
速度の二乗で操舵の効率が上がっているので、操縦に対する機体の反応はシャープそのものです。ナイフエッジフライトも僅かのラダー操作で「ピュー」っとすっ飛んでいきます。
たのしー‼️(^^)

主翼は2ピース構造、6mmΦの鋼鉄線カンザシで支えています。

裏面は視認しやすいナイスなカラーリング‼️

機内へのアクセスはキャノピーを外して行い、主翼は2本のスプリングで繋ぎます。

空気抵抗の少ない流麗なボディ。車輪は胴体フェアリング内に1個のみ。脚が短く滑走離陸はできません。

エンジンはOS 15LAにAPC 7x 5のプロペラが高速カッ飛び機にベストマッチであります。

フライングテールの尾翼周り

主翼は僅かに後退しています。
翼厚10%のRG系?の翼型
全幅 1,900mm
全長 1,080mm
主翼面積 34dm2
全備重量 2,000g

これまた お気に入りの機が増えました‼️(^^)
#12 Donald 4

"Donald 4 " チェコ共和国 OBAG社のキットより製作しました。
おそらく30年以上前にステーションホビーから輸入販売されたキットで、オリジナルでは電動モーターを動力とするラダー機として設計されたスケール機風の飛行艇です。
胴体は非常に軽量に作られたFRP製。主尾翼はバルサリブ組による構成です。

数年前から製作年月を主翼などにマーキングしています。本機は "AUGUST 2025"
本機はスケール感のあるイイフォルムをしていましたので、あれこれカスタマイズをして完成させました。
東欧のキットメーカーの、とりわけFRP胴体の作りはおそらく世界最高レベルです。

主な改修点
動力をGP化するためGP用モーターパイロンを製作。
上反角を7°から2°に修正。
主翼の大改修。2サーボ式エルロンの増設、2サーボ式フラップの増設、翼端灯の増設、翼端ウィングレットの増設(スパン200mm増)、新設計サブフロートの増設、など。

スペック諸元
全長 1,000mm 全幅1,600mm
翼面積 31dm2 全備重量 1,450g(超軽い‼️)
翼面荷重46.8g/dm2 翼型 12%厚下面フラット
RC JR PCM9XⅡ 7サーボ仕様



搭載エンジンは OS FS-20 を搭載します。OSの最小4ストロークエンジンです。コレまた20年以上は回していなかったので、テストベンチで様子を見ることに。何とハンドフリップで一発始動!MKの9x4プロペラを12,000回転まで回します。排気音も静かで燃費も良く、実に軽快に回る素晴らしいエンジンです。100CCの燃料タンクで20分以上のフライトが楽しめます。OSエンジンの製造精度は実に素晴らしいと思います。

モーターパイロンは、燃料タンクとスロットルサーボ、そしてエンジンをコンパクトにまとめ、フェアリングはジュースのペットボトルでうまく仕上げることが出来ました。アップスラストは+6°の設定です。

左右翼のエルロン、フラップ、翼端灯のコードを6芯のMPXコネクター2個にまとめ、セットアップ時の結線の簡便性と結線ミスの防止策を図ります。

いつもながら、初めのうちは難航します。
水面に出して、まずはタキシングの様子を確認します。ターンのたびに翼端が水没します。明らかに翼端フロートの浮力不足です。なんとか帰投できたが胴体内にはたっぷりと浸水してジャバジャバです。何処からこんなに浸水したのだろう。
この日はフライトを諦め、翼端フロートをサイズアップして作り直すことに。
2度目のトライ!
キャノピーをテープで目張りし水面に出します。翼端フロートのバランスは良好です。タキシングからプレーニング、なんか変です。帰投させると、またしても大量の浸水です。この日もフライトを断念。
水の侵入は、滑走中に高圧になった水流がサーボコネクタを通す穴に流れて侵入したものと断定。船底チャインにアクリル板で水返し、コネクタ穴手前にも水返しの策を施します。
3度目のトライ。
今度はうまくいっています。軽量な機体はフルスロットルにしなくても軽々と離水します。飛びも実に軽快です。エンジンパワーも十二分です。「軽量」は何より勝る性能であることが実感できる飛びです。
フラップはプロペラ後流に入っていないため、効き具合はとてもマイルドな感じで、翼端のランプを輝かせながら、コレまたGOOD なのであります。
フラップ最大角度60°では両エルロンが上がるバタフライミキシングが掛けてあり、急降下でも速度が上がらず超短距離着水が出来ちゃいます。

若かれし頃、大まじめにプロパイロットに憧れた頃が。 半世紀を過ぎた現在は模型パイロット! 案外コレが良いのかも。 好きなジャンルのヒコーキに、素人航空理論でまあまあ拘りながら、まあまあ追求しておりまして・・・相当に楽しいのであります‼️

素晴らしい機体がまた増えてしまいました‼️^_^‼️
#11 Grob G-109

ドイツ エアロノート社のキットから水上機仕様に製作しました。
実機は ドイツ 🇩🇪 GROB aircraft社のG-109という二人乗りの超高性能モーターグライダーです。
学生時代、実機グライダーの操縦に傾倒していた経験があり、当機に強く憧れてドイツにあるファクトリーまでバックパッカーで見学に訪れたほどでした。
学生時代に乗機していた機種は、同社のG-103という超高性能複座グライダーで、それはそれは激しくのめり込んでおりました。
写真がG-103 です。この機では100回くらいの離着陸を経験しておりました。

G-109には乗機したことがなく、模型とはいえ空想は膨らむばかりなのでありました。 です!

大改修前の初期のスペックです。
胴体 グラスファイバー製 ウレタン塗装
翼 スチロールコア+アベチ張り フィルム仕上げ
フロート バルサ組みフィルム仕上げ(L 860mmオリジナル)
フロートステー 1.8ミリピアノ線ダイヤゴナル+バルサ補強+フィルム仕上げ(オリジナル)
全幅 2800ミリ 全長1380ミリ
翼面積 52デシ㎡ 乾燥重量4800g 重い!
翼面荷重 92.3g/dm2(ワオ!)
エンジン SAITO FA40a プロペラ APC 11x5
RC 4ch 6サーボ (エルロンx1 エレベーターx1 ラダーx1 スロットルx1 水中ラダーx1 人形ギミックx1)

仕上がった機体は思いの外大きく、自宅工房でセットアップすると翼端をあちこちにバンバンとぶつけ、飛ばす前から壊れそうである。
いつものことながら、初めは絶不調から始まるものである。

キットの標準仕様では、エルロンサーボは胴体内に1個をマウントし、そこからフレキシブルケーブルで両翼のエルロンを可動させる「旧式?」のレイアウトでした。
律儀な私は素直に従いその通りにリンケージレイアウトをした・・・のが間違いだったようです。
本機の翼端は10センチ程の翼弦しかありません。
ちょっとした操縦操作でスパスパと翼端失速を起こします。恐ろしくてエレベーターのアップが引けません。
対策として
1、翼端に捻り下げを付ける。
2、エルロンにデファレンシャル(差動)を掛ける。
と、したいところなのだが、いずれの対策も機体構造上不可能でした。まあ飛ばないわけではないから慣れるしかないか。と、妥協することにする。
キット指定のエンジンはSAITO 30〜45となっていたため、間をとって40aを新調して搭載しました。
エンジンは快調なものの、本機には想像以上のアンダーパワー出力不足!でした。
エンジン全開にも関わらず加速がひどく悪く、やっとのことでプレーニングに入る。離水速度に達するまで更に走る走る!ここまでは実機感満点です!
もう良いかと思いアップを引くと、離水と同時にスパスパッと「翼端失速‼️」
「冷や汗が吹き出ます」
タイミングが合うとなんとか離水するといった感じです。仲間は「実機っぽくっていいんじゃない」と言ってくれたものの、速度が抜けないように飛ばすのは冷や汗タラタラもんなのでありました。

3回目のフライトでちょっと慣れたのか、「アレッ」っという間に翼端失速に入り、そのまま機は錐揉み状態で墜落!中破❗️左翼折れ。左エルロン脱落。フロートステーの座屈など。トホホです。

頑張って仕上げた機です。簡単に諦めるわけにはいきません。
気合を入れてダメ元でレッツ改修工事‼️
折れた翼はマイクロバルーンをたっぷり混ぜたエポキシで接続接着し、マイクログラスとエポキシレジンで補強、表面研磨の上フィルム被覆で綺麗に直りました。
次にエルロンの2サーボ化にチャレンジします。
翼はスチロールコア・アベチ張りです。
翼内を切開してサーボルームを確保して、問題はサーボコードを通すトンネルを翼内に90センチも掘削しなくてはなりません。
施工方法に悩みあぐねた結果!考え付きました。
初の試み‼️
長さ1m、8φのアルミパイプの先端をノコギリ状に加工し、パイプ全体にシリコンオイルをコーティング、反対の端を電ドルに咥えさせ「即席ボーリングマシン」が出来ました。
ルートリブには木工ドリルで開孔しサーボルーム目指して「狙いを定め いざ!掘削」
結果、思いのほか簡単に薄い翼内に貫通穴を作ることが出来ました。
これは「ナイスノウハウ」です!
何とか無事に翼内にサーボを設置、エルロンにダイレクトリンケージを施すことができました!
さて、エルロンの2サーボ化が出来たので、次は目的のプロポセッティングです。
1、プロポ側でエルロンを「フラッペロン」の設定にしてからセッティングします。
2、エルロンにデファレンシャル(差動)を掛けます。(上3:下1程度)
アドバンスドヨーの防止と翼端失速の防止に効果があります。特にテーパー比の強い翼には効果絶大です。
3、エレベータからフラッペロンにミキシング(ネガティブ側)を掛けます。
エレベータを引くと両エルロンが跳ね上がり迎角増大時の失速を防ぎます。翼端失速、急旋回中失速に入る機種には効果絶大です!
4、モードスイッチからエアブレーキ設定(両エルロン30°跳ね上げ+エレベータダウンmix)をします。
元々グライダーなので着水操作でも、ものすごく伸びてしまいます。エアブレーキ操作で翼端失速を気にすることなく、比較的短距離で安定した着水ができるようになります。
そして、パワー不足解消のためエンジンをOS FS-52Sに積み替え。ペラはAPC 11x7に換装。
ところが、エンジンマウントから作り直すなど、これが結構難儀な作業でありました。


大改修の効果はテキメンでした‼️^_^
5Kg近い機は重厚な加速を続け、ゆったりと離水をします。翼端失速の兆候も有りません。
離水後も加速を続け、機はますます安定感を増していきます。安定高度に達すればエンジンパワーは中速以下で十分です。上空では本機のシルエット通りの流麗なフライト感と操縦感が楽しめます。操縦にも慣れて先日アクロバットにチャレンジしてみました。
ロール、ループ、レイジーエイト、スピン、背面、4ポイントロールと、一応のパフォーマンスを見せてくれますが、ロングスパンで重い本機は、Gの掛かる操縦は避けた方が良さそうです。
着水の操作もエアブレーキの効果で通常機並みの降下率でソフトランディング‼️ベリーグッド‼️
大型機らしい素晴らしいフライトパフォーマンスです!

乗員フィギュアはいつものように可愛らしく丹念に作ります。
首振りギミック専用のサーボを搭載し、ラダーチャンネルからミキシングを掛けて有ります。
コレ、重要な装備です!


胴体内は超広々です。
写真中央あたりの電源スイッチにご注目!
2個のスイッチに並列配線をして、更にスイッチを同時に動かすことにより、接点不良による電源トラブルの可能性を減らすアイデアです。
ラジコン操縦の電源喪失は非常に危険です。現代のデジタルプロポでは飛行中のノーコントラブル原因は、ほとんどの場合が電源喪失と考えられます。
怖い経験をされた貴兄も多いのではないでしょうか。実際に私も電源喪失によるノーコンで肝を冷やしたことがあり、この方法にたどりつきました。
「小型スライドスイッチ」でネット検索をすると意外に安価で購入できますので、貴兄も超安全スイッチの製作をお勧めいたします。腐食による接点不良も考えられますので、電源スイッチは消耗品と決意して1シーズン毎の定期交換が望ましいです。

2025のチョーお気に入り‼️
#10 ALL STAR @
ALL STAR オールスター
古い、古〜い、キットで、主翼は発泡スチロール、胴体は超簡素な作り、尾翼はバルサ一枚板、脚はナシ!というわけで、模型屋で在庫整理なのか安売りしてたのを買った記憶です。
2013年に写真のように水上機仕様に仕上げ、まあまあカッコいいじゃん!ってことになりました。

エンジンはJR16(秀和工業製?)
専用フロートを製作、尾翼は面積を拡大して再製作
パイロット人形も作り、それなりの格好になりすっかり気を良くしていました。

当時の制作技量なのか、水面、上空共にさっぱり性能が出ず、飛ぶは飛ぶものの、どうにもこうにも危険極まりない1機でした。

ある日のフライト、コントロールは効いていたものの、全く言うことを聞かず場外へフラフラと・・・ あ〜 やばい!ヤバイ!
危険を感じ、エイッヤーっとダウンを打ち強引に墜落させ危険を回避させるという酷い結末となりました。
機は堤防のコンクリート法面に激突大破。大破とはいうものの小型機ゆえに、カタチが残っていたので捨てられずお蔵入りとなりました。
ジャン!
2024年の春、リメイク改修工事を施し再登場いたしました。

主な改修内容は・・・
フロートを最新設計バージョンで新調‼️
トリプルフィン化‼️コレ効果抜群です‼️
重心位置の再計算、再調整。
エンジンスラストを5〜6度アップ側に偏向。
その他壊れたところの修復たすう。
で、お見事‼️蘇ったのであります‼️‼️
パチパチパチ‼️

技量の研鑽というのはあるものです。
過去のトラウマが頭をよぎります。
が、なんとあっさり飛んでしまいました。
しかも、水面、上空共に操縦性は非常に良好なものです。
って言うか絶好調です。
どうしちゃったのでしょう。
最新デザインのフロート性能も相まって、離着水は何度繰り返しても面白いほど決まります。



効果的面のトリプルフィン。
おススメです♪

パイロット人形もオリジナル。
スタイロフォームで下地を作り、軽量紙粘土で表面仕上げ、水彩絵の具で着色、クリアウレタンでコーティング。と毎回手間をかけています。
買った方が安い と言われそうですが、作った方が「気」が入ります。

翼間支柱の止め方にご注目。
ボルトナットの固定は面倒です。
支柱端に3φの竹ひごを接着し、ブラケットと通して短く切ったシリコンチューブを通して固定は完了です。
簡単に脱着できてトラブル知らずです。

最新フロートとダイヤゴナル支柱、水中ラダーのリンケージの様子です。



マフラーの排気は7φの軽量アルミパイプ(肉厚0.5ミリ)で機体最後尾まで延長しています。
これで機体のオイル汚れはほとんどなくなります。
本機のスペック諸元は下記の通りです!
全幅 上翼900ミリ 下翼870ミリ
翼間 160ミリ スタッガー 65ミリ
全長 810ミリ(フロート含む)
フロート長 550ミリ フロート間265ミリ 2024デザイン
翼面積 22dm2
乾燥重量 1360g(まあまあ重い!)
翼面荷重 61.8g/dm2(これまた重い!)
パワー JR16エンジン(秀和工業製?)
翼型 14%厚 半対象
@
小型機はえ〜ね〜‼️