No.27 胴体の製作に取り掛か〜る!Vol,8
おはようございます😃!
さて、今日はエンジンナセルの製作に取り掛かります。
ノーススターのエンジンナセルは水平尾翼の下に、さらに垂直尾翼の中間にある変則的な構造です。エンジン、燃料タンク、サーボ2個を含め、重心よりもはるか後方に配置されるため、万全の強度と最軽量化の難題をクリアするためにあらゆる経験ノウハウを投入するのであります。
・・・と、思いっきりオーバーに気持ちを高めるのであります❗️
主要材料を切り出すのに2日も掛かってしまった。
主要な材料は2.5ミリのファルカタ合板。
こちらも正確性を期すためにスロットイン方式を採用!
バルクヘッド(防火壁)は合板2枚重ね、補強に10ミリ三角材、水平尾翼のマウント基部には8x6ヒノキ材です。
ファルカタ合板は、なかなか不思議な素材で、とても軽いのにバルサよりはるかに強度があります。加工性もよくカッターナイフでもサクサク切れます。
比重は0.35前後と、とても軽量です。
比重とは、水の重さを1として当該材料の体積に対しての質量比のことを言います。
ちなみに、シナ合板が0.65前後、航空ベニヤは0.9前後もあります。ソフトバルサが0.1前後、ハードバルサで0.3前後。
強度や適合性で材料を選びたいところですが、現在、シナ合板以外は入手困難な状況なのであります。愛用の2.5ミリのファルカタ合板も手持ちの在庫がなくなり次第、おしまいなのでありまする。誰か売ってるとこ教えて〜。
ちなみに、ガラスは2.5、アルミは2.7、鉄は7.9、鉛は11.3、金は19.3、と様々です。
財力のある貴兄、ウェイトには鉛なんか使わずに「金」を使ってください。
どこまでも追いかけますから・・・
バルクヘッドにはエンジンの振動が集中するので、三角材を取り回し接着面積を増やします。
写真の右から不思議な工具が登場!コリャ何だ?
アメリカ・ミッドウエスト社の「イージーカッター」という、出番は少ないがちょっと便利なツールです。
このように刃を「がばっ!」と開けると鋳物の台座に色々なメモリが切ってあります。
材料を載せて位置や角度を合わせ「一刀両断!」
それにしてもよく切れる刃物がついています。刃の材質は「超合金ニューZ」かもしれません。(古い?)
頑丈な握り部分は力がよく入り、10ミリ厚ぐらいのバルサ、5ミリ厚ぐらいのベニヤ、ヒノキ棒なんかも結構綺麗に一発切りなのです。
しかも角度メモリがついているので、留め合わせの加工も出来てしまう!
いかにも興味が湧くこの工具。見逃すことが出来ず・・・ゲットしました。
でもあまり出番がありません。
工具の全景です。
こんなカットは、チョチョイノチョイ!
バルクヘッドは、この機では一番頑丈な部分です。
エポキシで爪付きナットと三角材をがっちりと接着。
完璧だー!よし!よし!