おはようございます。😃
ノーススターの建造もいよいよ終盤になってまいりました。^_^
重心以後の軽量化にはかなりの注力をしましたが、本機は機体レイアウト上、テールヘビーになることは間違いなく、機首に多量のウェイトを積むことになります。
したがって、完成前に機首の最先端に必要なウェイトを埋め込むことにします。
そのまえに、「チョットノウハウ」です。
燃料タンク編!
トラブル頻度が意外と多いのが燃料タンクであります。
チョットしたノウハウで燃料タンクは「トラブル知らず!」です。
マスキングテープでタンク本体にツマミを付けます。
これだけのことで、メンテナンスなどで狭い機内からタンクを引っ張り出すのに一苦労・・・・なんて事がなくなります。
それから、向きや配管などを書き込んでおくとく更にGOOD!
そして、タンク内のシリコンチューブの抜け止めをほどこします。
短く切ったシリコンチューブにラジオペンチの先で広げて、シリコンチューブを二重にかぶせます。
そして、二重部分をアルミパイプ、タンクオモリの挿入部分に被せるようにします。
その際、アルミパイプの角を#600くらいのサンドペーパーで面取りしておきます。
ブリーザーパイプの先端にもシリコンチューブを付けて、タンク内部が傷つくことを防ぐ布石をしておけばカンペキです。
タンク内は常時オイルやニトロメタンで満たされ、いつも極度のヌルヌル状態でシリコンチューブの劣化も考えられます。
現場で燃料系のトラブルに見舞われていた貴兄、ご一考!
こんな感じで、燃料タンクにツマミが付いているだけでも整備性が良さそうに見えるじゃろ!
さてさて、製作途中の機体にエンジン、燃料タンク、RCメカなどの重量物を仮積みした上で、重心位置を計りながらノーズに積載するウェイトの量を決定し、専用のウェイトを製作します。
先端に、オモリ(釣具店で買ったナマリ)を積んで重心バランスを見ていきます。
機体を支持しているとことが、本機の重心位置です。
ステップから前方に40ミリのところです。
必要なウェイトは131gでした。
最終的に機体をフィルムで仕上げると、もう少し必要になると思われますが、それは完成後の微調整範囲と考えることにします。
さて、ウェイトはノーズの狭い積載スペースにピッタリ合わせるために、専用の鋳型を作り、鉛鋳物にします。
こちらが簡易的に作った専用の鋳型です。
内径33Φの紙管を機体形状に合わせた角度にカットし、アルミホイルを内張したものです。
ナマリは前述した通り、比重が11.3です。
131gということは、容積が11.6立方センチとなり、33φxh14で作ればOK!131gになる計算です。
スチール空き缶で溶解鍋を作りバイスプライヤーでガッチリと掴みます。
絶対に普通のペンチなどで掴んではいけません。
溶解中に万一鍋を落としたりしたら、溶けたナマリが飛び散り重大事故に繋がります。
ナマリを鍋に入れカセットコンロで加熱すると、3分ほどで完全に溶解します。
鋳型は安全性と鉛の瞬間冷却を考えて鉄板に固定し、イザ!ナマリを注入!
こんな感じ。
液体となった鉛は、瞬間冷却されあっという間に固化します。
充分に冷めてから鋳型から製品を取り出し、重量計測。
アレッ?139gになってる!
まえに作り残した鉛のインゴットが鍋の中で合体してしまったようです。
まいっか。想定の範囲内!
う〜ん。イメージ通りでアール!
再度、2個目3個目を製作。
できた〜!
使用した用具はこんな感じです。絶対に必要なのはバイスプライヤーと溶解鍋です。
鋳物を3個作ったら簡易鋳型はボロボロです。これも想定通りであります。
ピッタリ!エクセレント‼️いい仕事に気分は上々‼️
どんどんカッコよくなっていくな〜!いいぞ〜!
よく働く特製溶解鍋!もう何キロものナマリを溶解してくれています。
右のゴミみたいなものがインゴットです。
溶けきらなかった不純物が鍋の底で固まったものなのです。
あまりの出来の良さに、スコッチウィスキーが登場してしまいました!
このウェイトは密閉してしまいますので見納めなのです。
素晴らしい!①
素晴らしい!②
素晴らしい!③
ついにここまできました!
イエーイ‼️😁😁😁
いよいよ本当に完成間近になってきました!