おはようございます。
自作ヒコーキの製作プロセスは、行き当たりばったりで作っていきますと、後々ツジツマが合わなくなり、それでも気にせず楽観的に作業を進めているうちに・・・
「あ〜!こりゃどーにもマズイ!」「モノにならん!」
と、挫折断念するハメになることがしばしば。(過去の苦い経験より)
いい仕事をするためには、ちゃんとした計画をして、出来るだけ計画通りに作業を進行することが肝心です。
そこで怪しい部分は図面を書きます。図面を書くことでつじつまを整理、のちのリンケージや配線の取り回しなどもある程度解決できます。
「急がば回れ」とか「急いては事を仕損じる」とか・・・
これはエンジンのラジアルマウントの図面。小さなパーツなのでノートに図面が描けます。
これもOSでアルミ製の製品が販売されていましたが(写真右側)、現在では入手困難なパーツの一つとなってしまいました。
従いましてシナベニアと航空ベニヤを組み合わせて、できるだけコンパクトに完成するよう作図をしてから製作に取り掛かることにします。
こちらは尾翼周りの図面です。オリジナルの図面は厚版の一枚板で作るようになっていますたが、少しでも軽量化したいので製作方法も含めて作図をします。
垂直尾翼の中間に水平尾翼とエンジンナセルがあり、エンジンナセルの中には燃料タンク、サーボ2個、リンケージなどが配置されるため、納まりを考えます。
さらにメンテナンス用に水平尾翼を取り外せるような構造を考えます。
オリジナルの図面と合わせると、こんな感じです。
アメリカ製のキットは日本製に比べて設計がかなり「ラフ」です。
これを嫌う方もおられるようですが、カスタム好きな私の場合、この「ラフ」さが結構くすぐられるのでありまする。
キットの場合、メーカーさんが設計、試作、性能テスト、組み立てやすさなど、何度も何度も再設計を施し、不特定のユーザーから喜んでもらわなくてはなりませんので、大変です。
趣味の自作レベルではそこまではやりません。楽しく満足感が得られればOK!
こんな感じであります。
では!