おはようございます。
ここからは「生地完成マジカ!?」にタイトルを替えて製作状況をお伝えしてまいります。
・・・とはいうものの、完成まではまだまだ長い道のりが待っているのであります。
ここからもフルスクラッチの特殊工具や製作ノウハウを交えながら書いていきますので、よろしくお付き合いください! ッネ!!
私の場合、操舵リンケージは製作途中に平衡して組み込みしていきます。
そうすることで動作ストレスのない確実なリンケージが確保できます。
まずは、コントロールホーンの製作から。
入手困難なんてなんのその!何でもかんでもフルスクラッチです。
コントロールホーンは1.5ミリ航空ベニヤで製作します。
1.5ミリ航空ベニヤは素晴らしい材料です。1.5ミリの厚さの中で、極薄にスライスしたカバ(桜)材を5枚も交差に重ねて圧着してあり、合板としては最強強度ではないかと思います。しかし、これまた入手困難素材なのであります。困ったもんです。
コントロールホーンの型紙を作り、航空ベニヤに必要分ケガいていきます。
そしてまたまた「ミシンのこ」の出番です。
航空ベニヤは非常に固く、カッターナイフではなかなか切れません。しかもこんなに小さな部品をカッターで切ろうとすると、たぶん手を切ることになります。
切り出したコントロールホーンです。
上3つがエレベーターホーン、下6つがエルロンホーンです。
エルロンホーンはリンケージ出力の角度の都合上、オフセットの形状にしてあります。
動翼にはリブ間をバルサブロックで埋め1.5ミリのスロットを作ります。そしてホーンをエポキシでガッチリ接着することでリンケージ出力が動翼全体に伝わります。
ピンで抑え、変形を防ぎます。
できたー!
裏から見るとこんな感じ!
いいね〜。
エルロンのリンケージです。
サーボからの距離は700ミリ。主翼の下をくぐって上面に出しますので、リンケージはゆるい弓状になりプッシュロッド(バルサ棒)は使えません。
したがってピアノ線によるダイレクトリンケージとしますが、
市販のピアノ線は長さが500ミリなので、途中のメンテナンスハッチのところでホイールストッパーを使ってジョイントします。
メンテナンスハッチのところにリンケージのジョイントを持ってきました。
エンドチップにクレビスは使用せず、リンケージ長のアジャストはここでします。
ニクいのです!
ひっくり返すとこんな感じです。
リンケージロッドは1.2ミリのピアノ線、ピアノ線はノイズレスチューブに通し胴体内に80ミリピッチで支持固定し、たわみを防いでいます。
図面上でしっかりと検証してあるので、バッチリうまく行っちゃいます!