前置きが長くなりました。
ここからは、いよいよ組立です。どんどん形が現れてきます。はずです。
翼型リブです。なんか沢山ありますね。
実は・・・せっかく型紙を作ったので、欲張って3機分のリブを切出したのであります。
後縁材にはあらかじめ組立用のスロットを加工してあります。
まずは、後縁材を定盤に固定しリブを接着、立てていきます。
なぜ垂直に組み立てているかと言うと、大きさの割に材料が細く「フニャフニャ」の状態で、構造ができるまではうまく組立ができないためなのです。
接着剤は、タイトボンドを使用しています。瞬間接着剤はほとんど使用しません。
赤いボトルは木工用、緑のボトルは耐水性接着剤です。
水上機にはこれで接着すれば心配知らず、と言うわけです。
アメリカ製でちょっと高いですがスグレモノです。一度使うとやめられません。
東急ハンズまでこれを買いに行くのです。
スパー材を差し込みます。少し翼の形が出てきましたが、虫ピンで定盤に固定しています。この状態ではまだ「フニャフニャ」です。なにせスパー材は3x6のバルサです。ちょっと変に触ると簡単に「ポキっ」といってしまいます。
組立中の剛性を保つために後縁材にアルミ材を抱かせます。
正確な形状で組み立てるための治具です。
そして、スパー間にウェブ材を接着して、前縁補助材を接着します。
ここまですると少し丈夫になり、定盤から離してもなんとか形状を維持しています。
通常のバルサキットなんかよりも、相当に華奢な骨組みでスタートしています。
後にモノコック構造(応力外皮構造という)となり、高強度と軽量化を両立させるための制作計画なのであります。ハッハッハッ!